多汗症とは

多汗症(たかんしょう)とは、手のひらや足の裏、脇や頭・顔などから、大量の汗をかく症状のことを指します。多汗症に悩む人は、思春期から中年世代までの社会的活動が盛んな年代に多いといわれています。男女の比率はほぼ同等とされていますが、日本国内の調査では男性患者のほうがやや多いと報告されています。 実は日本人の7人に1人が多汗の症状を自覚しています。
多汗症の原因
「続発性多汗症」の場合は、原因となる病気を治療することで多汗症が治ります。
一方で、「原発性多汗症」の場合は、原因となる病気がないため、発汗自体を抑える治療が必要です。
現在、多汗症の多くは精神的ストレスが原因とされています。人前に出て緊張している時や、失敗してはいけないと不安を覚えると多量の汗をかきます。しかし自宅でくつろいでいるリラックス状態にある時でも多量の汗をかいたり、目覚めたばかりの時に汗をかき始めるといったケースもあります。
多汗症では、日常生活に様々な支障が出るため、精神的苦痛を感じるケースが多く、うつ病などの精神的疾患にかかることもあります。そうした場合は、自律神経失調症に効果のある薬(トフィソパム、商品名「グランダキシン」)や、抗不安薬で抗コリン作用をもつ薬(パロキセチン、商品名「パキシル」)が有効な場合があります。